東部小学校との交流会

今年度も残りわずかとなりました。毎年のことながら、あっという間に1年が過ぎていきました。3学期になって、Aさんは小学生に、B、C、Dさんは、進級に向けて期待と不安の入り混じった複雑な気持ちではないでしょうか?

先日、東部小学校の5年生とAさんの交流会がありました。最初は、どちらも緊張気味でしたが、アッという間に笑顔になり、笑い声が響いてきました。その日は、運動遊び、劇、的当てと3つのグループが、それぞれ企画して楽しませてくれました。小学生は、考えてきた通りの反応をしない園児に戸惑いながら、アドリブでいろいろ考え始めました。

それは、5年生が、とにかく園児に喜んでもらいたい!楽しい時間にしたい!という強い思いからの行動でした。Aさんも、次々と出てくるアイデアに、引き込まれ、憧れと尊敬の眼差しを向けていました。それを見ていた担任の先生も想定外の行動に、驚き、大変嬉しそうでありました。「これこそ大切な経験で、感動しました」とおっしゃってお帰りになりました。

私の子どもの頃は、放課後、家の近くの空き地や公園には、いろいろな年齢の子どもたちが、集まって何となく遊んでいました。その時の風景と今回の交流会に同じものを感じました。学年の違った子どもたちと、何するわけでもなくそこにいるだけで、いろいろな情報を得て、生きる術を学んでいたような気がします。今は、公園に子どもたちだけで遊びに行くこともままならない時代になってしまったようです。次年度もまた小学校や地域との交流を大切にしていきたいと改めて思いました。

今年度も保護者の皆さまには、いつも幼稚園へのご理解とご協力を頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。         園長  田中 雅子