大きく変わると書いて”大変”

今まで運動会は秋、2学期に行う幼稚園にいました。天使幼稚園は6月という事で、新入園児たちも、どのようにやるのだろうか?と様子を見ておりました。4月からお天気の良い日は園庭に出て元気に体を動かして楽しんでいました。

それから「ちゃんとたべよう体操」が始まり、先生やAさんBさんを見ながら新入園児も、並んで一緒に体操ができるようにもなりました。その後、横割りの活動を通して、遊戯や競技もゆっくり着実に覚えていきました。そこには、先生たちの楽しい発想とアイディアと工夫がたくさん感じられました。こうして運動会当日を迎えました。

今年は、熊騒動で、レクの森から園庭になり、子どもたちにとっては、勝手知ったる我が家、いつも練習していた慣れた場所となり、その点は良かったのですが、天候に恵まれず、平日の開催となりました。保護者の皆さまには、急な変更にも関わらず、ご協力を頂き、大変感謝しております。今年のこの経験を生かしてまた次年度へと繋いでいきます。本当にありがとうございました。

幼稚園は、ほとんどの子どもにとって初めての社会です。家庭では到底できない経験をたくさんします。今までずっと一緒にいたお子さんが、幼稚園という社会で親の知らない数時間を過ごすことになります。親としては、少し寂しい気持ちになるかもしれませんが、お子様の親離れが少しずつ始まっているという事なのです。

親離れと聞くと【子育て四訓】が頭をよぎります。

1、乳児は しっかり    肌を離すな

2、幼児は 肌を離せ 手を離すな

3、少年は 手を離せ 目を離すな

4、青年は 目を離せ 心を離すな       私も親としてドキッとしました。

子どもたちは、この運動会という大きな行事を経験して、また一段とたくましく変わったようです。みんなの表情がキラキラと輝いていました。        園長 田中雅子

広島天使幼稚園園庭のさくらんぼです。